「百人斬り競争」訴訟を支援する集い




平成15年、6月28日、「百人斬り競争」訴訟を支援する集いが開かれました。参加されたonoさんが、その模様を一文にまとめていただいておりまして、特にお願いしまして、ご許可をいただき、ここに転載させていただきました。




「百人斬り訴訟を支援する集い」に参加しました。

(メモから書き出していますので、順不同、思いつくままに書きました事をご了承く ださい。又、勘違い等有りましたらお許しください)







虚報・冤罪 「百人斬り競争」(下記を見ていただきますと、概要が分かります)
http://www.eireinikotaerukai.net/E10Kyohou/000menu.html

上記で「百人斬り」の概要は分かっていただけたと思います。向井さんは過去に何 回か中国に慰霊に行かれましたが、今回突然入国のビザが下りなくなりました。理由 は不明です。長年「戦犯遺族」という「いわれ無き人権侵害」等を耐えてこられまし たが、慰霊も出来なくなった事で、遂に訴訟を起こす事にしたそうです。訴訟にあ たっては、マスコミ、著名なジャーナリストを相手にするという事で、相当な葛藤が 有った様です。提訴前日は眠れなかったそうです。しかし遂に踏み切ったという事で す。

現在弁護士の賛同者がついに30人程度になったそうです。うち中心になるのは、 高池弁護士、稲田弁護士、他1名(名前失念、多分アラキダさん)です。他の方々は 随時協力する事になるようです。第1回後半は7月7日(偶然にも盧溝橋事件の日) です。各自5分から10分ほど発言されましたが、その一部を掲載します。







高池弁護士

南京関係の裁判を数件扱った。「東 史郎」裁判でも、最高裁で勝訴を勝ち取っ た。世界の状況はソ連などの消滅で良くなって来ているのに、日本だけは状況が悪く なってきている。そして、百人斬りはその象徴のようなものであり、中国では「百人 斬り」が真の事として広められている。


稲田弁護士

(20代後半か30代前半?)の若い女性弁護士の方です。--ono 平成13年12月に 向井さんと初めてお会いした。展転社の「李秀栄?」の訴訟関係で。そこでは南京事 件を批判する事、それ自体が重大な人権侵害という感じになっている。サヨクは(自 分達の人権は主張するが)他人の人権は省みる事が無い。(ホンカツ)遺族への名誉毀損がある。1937年11月から12月、百人斬り競争をしたのか、しないのか、証拠は有る。虚構は確定している。60年前の裁判が「近代的」だと主張する人がいるが、本当かどうか?

両少尉は「日中の掛け橋」となれば良いと思って死んだ。マスコミによる「現在進 行形」の遺族の苦しみが有る。毎日新聞から内容は詳しく言えないが、全面的に「争 う」旨の答弁書が来ている。朝日は・・・(不明)野田、向井両遺族は「虐殺者の遺 族」として日を送っており、この方たちの名誉回復は日本の名誉回復でも有る。

お願い。精神的支援をして頂きたい。裁判所は、世論、マスコミに弱いから。この 国民的運動に注目してほしい。皆さんの力を借りて、証人を集めたい。情報がほし い。尚、戦後補償等で「証人」に出てくるのは、「撫順」の人たちばかりだ。


向井少尉 次女 田所 千恵子氏

遺族として、人権無視の謝罪、名誉回復をしてほしい。多くの方に支援していただ き、感謝の気持ちで一杯。励みになる。今後ともよろしくお願いします。


元参議院議員 板垣 正氏

いよいよ闘いが始まる。生き残りの一人として、精一杯やる。


小堀桂一郎 明星大学教授

顧問を引き受け、出来る事はやる。


阿羅 健一氏

全力を尽くす。協力してほしい。(なお、支援する会の会長に阿羅さんが、副会長 にクライン孝子さんが就任されました。)

この他、アラキダ弁護士、『「南京大虐殺」はこうして作られた』の冨士信夫さん、 クライン孝子さん、東中野修道先生、名越二荒之助先生(代理人の方代読) 発言有 り。







賛同

戦友連 http://www.senyu-ren.jp/index.shtml

偕行社 http://homepage2.nifty.com/60hp/kaikou.htm 南京百人斬り訴訟の件が書 かれています。

向井、野田両遺族の居られる県においては既に組織が立ち上がっている(千葉,鹿児島)

刀の専門家の方が参加され発言されました。「せいぜい5人です。100人なんて絶 対斬れません」


東中野修道先生

最終的には、南京の「写真」を撤去してもらう。(内政干渉だが)記念館を中国全土 から無くしてもらいたい。

「つくる会」千葉会長 針が谷さん も発言されました。

この他、元兵士の方々の発言「遂にやってくれたか、と思った」「全国の組織を上 げてそれを一元化して総力でやる」「この裁判に勝利し、亡き戦友への土産とした い」「裁判結審まで約5年くらいか・・それまで長生きしたい」「私が訴訟を起こそ うとしたが、当人でないと訴訟できないことが分かり悔しかった。今回は全力で協力 する」「我々元軍人は悪だと言われ続けてきた。しかしそんなことは絶対無い。我々 の名誉回復もする」など・・轟々たるものでした。(皆さん迫力有り)

尚、向井、野田両少尉のほか、雨花台で処刑された方がもうお一人おられます。田 中軍吉氏です。田中氏も明らかに冤罪ですが、今回の訴訟には参加されませんでし た。名越二荒之助先生が、この件もぜひ明らかにして欲しいと伝言されたそうです。 (代理の方が申されました。)

http://www.history.gr.jp/nanking/100.html(本当に悲しく涙の出るサイトで す。)

http://www.history.gr.jp/nanking/index.html(南京大虐殺はウソだ)

この件は歴史認識、靖国問題、日中問題、憲法、など戦後の日本が抱えている諸々の問題を解決する糸口になるでしょう。

普段は「おじいちゃん」とだけしか見えない方々が、これほどの決意と覚悟ともっ てこの裁判に臨もうとは・・・失礼ながら私はそこまで分かっていませんでした。私 はもう圧倒され尽くしました。そして「勝たねば」と思いました。私も出来うる限り の協力をするつもりです。もう時間が無い、自分達も、日本も・・・時間との闘い、 それが不退転の決意となったのでしょう。ROMの皆様、これは「百人斬り」だけの 問題でなく、よりもっと大きな問題としてお考え下さるようお願いいたします。







余裕の有る方はお願いします。(裁判には多額の費用がかかるそうです)

〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-5-302 高池法律事務所

E-mail:eirei@delux.ocn.jp

http://homepage3.nifty.com/kyoho-enzai/000menu.html

みずほ銀行 町村会館出張所 普通 013-2484988 南京戦向井野田両少尉の遺族を支援する会

郵便振替  00110-4-546440   南京戦向井野田両少尉の遺族を支援する会

私も僅かですが協力させていただきました。(寄付は一応問い合わせてから振り込まれると良いかも・・)







尚、当日は向井千恵子さん(向井少尉次女)が参加されましたので、僅かな時間です がお話させていただきました。そして、「自分の出来る事は最大限やる」事を約束し ました。

また、今回の訴訟に協力される稲田朋美弁護士はとても溌剌とした方です。私より もお若い。そこで少し質問してみました。「私たちはお互い戦後教育を受けた世代で すが、それで歴史認識が歪む事は有りませんでしたか?」私が変わった質問をしたも のですから、最初怪訝な面持ちでしたが、これには笑いながら「実は勉強しなかった ので、歪まなかったんです・・・」(笑い)「何時こういう事に目覚めたのですか ?」「訴訟や再度勉強したから」との事でした。今回は何と!!ピンクのスーツでの 参加でしたが、話してみますとほんとに毅然とした方で、頼りになる先生でした。先 生方には大いに期待しています。

皆さんもこの件につき宜しくご協力を願いします。  (ono)





平成15年6月28日 ono



百人斬り訴訟トップ