高裁にて裁判官忌避却下:結審へ





平成18年2月22日(水)





平成18年2月22日(水)午後二時

東京高裁・818号法廷

数日前、高裁から高池勝彦弁護団長宛てに、訴訟理由書などの一部は認められないと連絡がありました。このような場合、通例からいいますと、一回の口頭弁論で結審となり、ただちに判決期日の指定となります。そのため、どのように対応すべきか弁護団は直ちに集まって打ち合わせをしました。

昨日の控訴審には、七十名ほどの支援者が集まり、五十二名の定員に対して三十五名ほどが傍聴できることとなりました。

午後二時に開廷しましたが、予想された訴訟指揮か行われ、開廷早々、控訴人の準備書面などの一部は認められないとの裁判長の発言力があり、補充の弁論が五分以内で認めらただけでした。

その補充弁論では稲田朋美主任弁護士が認められなかった準備書面の部分を読みあげましたが、それは、いかにマスメディアが報道の名のもとに国民の人権を踏みにじるかを訴えたものでした。ごく常識的な主張で、なぜこのような陳述が認められないのか、傍聴者はあつけに取られてしまいました。

また、本多勝一をはじめ何人かの証入尋問が地裁では求めても認められていませんでしたので、控訴審でも改めて要求しました。これらに対しても認めないとの裁判長の発言がありました。

二時二十五分ころ、協議のため裁判官はいったん退廷し、三十分、再び裁判長は入廷してきました。

そこで裁判長から、突然のように、口頭弁論はこれで終結するとの発言がありましたので、ただちに高池弁護士は裁判官の忌避を申し入れました。

高裁の裁判官のなかにはおかしいのがいる、と数年前から言われてきましたが、その典型を見るような訴訟指揮でした。

そのまま閉廷となりましたが、高池弁護士が忌避を申し入れましたので、これからの法廷については、高裁から改めて連絡があるはずです。



この3月1日に裁判所より裁判官忌避の却下通知がありました。

そして3月12日に二審判決は5月24日13時10分より開かれると通知がありました。








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