ポツダム宣言受諾のいきさつ
孫・・・えゝと、ここからでいいですね。
「ところが戦争が始まつて四年もたち、陸海軍の将兵
は勇敢に戦い、各部署の役人や国民一人々々が最善を
尽したにも拘らず、戦局は必ずしも好転せず、世界の
大勢もわが国に有利とは言えず」
私・・・世界の大勢が有利と言えないとは、ドイツやイ
タリアが降伏したこと、ソ連が参戦したことだろうね。
ハイ、次。
孫・・・「そればかりか、敵は新たに残虐な爆弾を使用
して、沢山の一般市民を殺傷し、惨害の及ぶ所まこと
に測り知れないようになった。このまゝ戦争を続けれ
ば、遂にはわが民族の滅亡を招来するばかりでなく、
ひいては人類の文明をも破壊し尽すだろう。このよう
なことになれば、わが子とも言うべき国民は全滅する
ことになり、御先祖に対して申し訳のしようもないこ
とになる。それで政府に共同宣言を受諾させたのだ。」
私・・・共同宣言とはポツダム宣言のことだね。ここま
でがポツダム宣言受諾のいきさつさ。ここから先が大
切なのだ。読んで御覧。