ご存知ですか!
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標記について、すでにご承知のとおり、昨年十二月に発足した内閣官房長官の私的諮問機関である「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」は、本年十二月を目途に、毎月一回程度の割り合いで会合を開催、第六回までの議事内容の概要をホームページに公表しておりました。
このため、本会および友好団体等は、「国立の戦没者追悼施設の新設」を断乎阻止するため、六月十一日には、日本会議が主体となっての「国民集会」を、七月十二日には、本会が主体となっての「国民総決気集会と街頭行進」を開催、また十月二十六日には、福田康夫官房長官の地元高崎市において、「靖國神社をめぐる諸問題を語る集い」を開催し、地元代表より官房長官に要請文を手交いたしました。
上記懇談会は、これら運動と本会の広報活動、世論等をふまえてか、第六回以降は勉強会と称して、討議の内容等を一切公表しておりません。
しかし、勉強会での討議内容は、依然として靖國神社代替施設設置の方向で議論が進められており、福田官房長官も十月八日の記者会見で、追悼施設の必要性を表明しております。
さらには、十月二十七日のメキシコにおける日中首脳会談で、江沢民国家主席が再三、小泉純一郎総理の靖國神社参拝の中止を要求したのに配慮してか、五月から中断していた懇談会を近日中に開催し、「靖國神社代替施設設置を提言する方向」で、結論のとりまとめを急ぐ動きが、十月三十日、政府部内に急浮上してきました。
但し、同懇談会でただ一人、明確に靖國神社代替施設設置に反対してきた阪本多加雄学習院大学教授が、十月二十九日急逝されたばかりであり、自由民主党幹部から、「このタイミングで結論を急ぐのはあまりに不謹慎ではないか」との意見も出ております。
一方、本会等の運動と呼応し、国会においても自由民主党所属国会議員を中心に、つぎの方々が呼びかけ人となり、超党派で国立追悼施設に反対する署名運動を展開しており、十月二十日現在、別紙のとおり一七九名の議員の方々が反対を表明しておりますが、全般として靖國神社の何んたるかを理解できず、新しい国立の追悼施設はあっても良いと、賛成している議員も多く認められております。(別紙省略)
つきましては、国会議員の反対署名の促進と同懇談会の報告書(答申)をふまえ、関係国会議員、友好団体等と連携して実効ある運動を推進してまいりたいと存じますが、上記懇談会の状況に鑑み、貴本部選出の国会議員および、各中央参加団体の関係国会議員に対する反対署名の早期促進と、懇談会の各委員に対し、靖國神社に代る戦没者追悼施設新設に断乎反対する要請文の送付をお願い申し上げる次第です。
ご多用中誠に恐縮ですが、格別のご高配をお願いいたします。
首相の靖國神社参拝の定着化を要望し
新たな「国立追悼施設」に反対する趣意書
小泉首相は昨年八月に引き続き、去る四月二十一日の春季例大祭にも「内閣総理大臣」として靖國神社に参拝した。私共は、首相が引き続き春秋の例大祭や八月十五日の終戦記念日に参拝することで、内閣総理大臣の靖國神社参拝が定着していくことを強く要望する。
一方、福田内閣官房長官のもとに設置された「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」において現在、国立の戦没者追悼施設を新設するか否かについての議論がなされている。
小泉首相は、去る四月の靖國神社参拝にあたって「長きにわたって多くの国民の間で中心的な施設となっている靖國神社に参拝して、追悼の誠を捧げることは自然なことである」と所感を述べたが、新たに国立追悼施設を造ることは、この所感と矛盾するばかりでなく、靖國神社の存在を根本から否定することになる。
私共は、「国立追悼施設」構想に断乎反対し、百三十年以上にわたって靖國神社がわが国における戦没者追悼の中心的施設であり続けた歴史を尊重するよう、政府に対して強く要望する。
平成十四年十一月吉日
呼びかけ人葉梨 信行(自民・衆)■■■
中山 利生(自民・衆)■■■
原田昇左右(自民・衆)■■■
相沢 英之(自民・衆)■■■
亀井 静香(自民・衆)■■■
古賀 誠(自民・衆)■■■
臼井日出男(自民・衆)■■■
中川 昭一(自民・衆)■■■
高市 早苗(自民・衆)■■■
関屋 勝嗣(自民・参)■■■
桜井 新(自民・参)■■■
森田 次夫(自民・参)■■■
吉田 公一(民主・衆)■■■
塩田 晋(自由・衆)■■■
小池百合子(保守・衆)■■■
粟屋 敏信(無所属の会・衆)
明治 神宮 崇敬会
仏所 護念会 教団
神 社 本 庁
神道 政治 連盟
日 本 遺 族 会
英霊に こたえる会
念 法 眞 教
宗教法人 黒住教
各種女性団体 連合会
霊 友 会
宗教法人新生佛教教団
軍恩連盟 全国連合会
社団法人日本郷友連盟
オイスカ・インターナショナル
(財)モラロジー研究所
日 本 会 議
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