混乱した戦後の思考の在り方(戦後風潮)は、その殆んどが不当な東京裁判や占領目的達成の為の占領軍の政策に機軸が置かれていて、基本的に誤りがあるのであるが、このことについての談義はさておき、こうした東京裁判や占領政策の全面的肯定派の人々は別として、日本国民の大多数が、この靖国神社問題の早期解決を熱望しているのであり、ことが宗教問題であるのみならず、以上各項に述べて来たような諸問題や国家的意義も大きいのであるから、日本国議会は、神社宗教の持つ独特の性格と理念並びに靖国神社創立の主旨とを踏まえて、道義に立脚し、内外に対して毅然とした態度を持つべきであると思う。
戦争の深甚にして峻厳な本質を念頭に勇戦奮闘し、そして国の犠牲となり、更に靖国の御社に集い集いて国の鎮守となろうと誓い合っていた英霊たちを、泣かせてはならない悲しませてはならないと、そして「公」が英霊に対する道義を捨ててはならない(道義を捨てた「公」は亡びる)と、
(了)
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